さて、巷に溢れかえる健康食品ですが、
本当に優良で生活を豊かにしてくれる物もあれば、
違法な成分が入っているなど人体に悪影響を及ぼす粗悪品もあります。
昨今問題とされているのが、
販売時に「ガンなどの病気に効く」などといった
薬事法に抵触するバイブル商法が使われるケースです。
このような根拠のない誇大表示(広告、宣伝)は
薬事法、健康増進法、景品表示法、JAS法等に違反します。
このような販売方法によって購入した人が健康食品のみ偏食したり、
医師の治療を止めたりして健康被害を起こすことがあります。
また、最近ではインターネットを通して中国で製造された
中国・日本の薬事法において食品への使用が認められていない
向精神薬・医薬品の成分が含まれるダイエット食品を購入し、
使用した人が腹痛・下痢・死亡するなどの健康被害を起こす事件もおきています。また、食品衛生法などに違反するものも存在します。
「有名人がテレビで言ったから」と報道内容及び宣伝内容を
そのまま鵜呑みにしてしまう例も多いです。
冷静に考えて、タレントがテレビで紹介するのは、
多くの場合言わされているだけです。日頃から使用しているのは稀です。
テレビ番組で「健康によい」と取り上げられたとたんに需要が増加し、
コンビニやスーパーの棚から商品がなくなる、というのはよく見られる現象ですね。
また、多種類の健康食品を服用される場合には注意が必要です。
サプリメントなどの場合に軽視しがちですが、同時に服用すると
人体に悪影響が及ぶ場合もあります。
自己で判断できない場合は医師などの専門家に助言を求めることも重要です。